2007年1月21日 (日)

井沢八郎そしてマイケル・ブレッカー

井沢八郎氏そしてマイケル・ブレッカー氏 死去

昨夜から、妻がⅠ市の実家に帰っている。
このため、今日は午前中から、井沢八郎の歌と、マイケル・ブレッカーの演奏のCDを誰にも遠慮なくゆったりと聴いている。

井沢八郎氏1月17日死去。

最近時は、工藤夕貴の父親、離婚問題、再婚、闘病生活ともっぱらワイドショーに話題を提供していたが、「あゝ上野駅」そして「男船」等の男シリーズのヒットと名唱で、1960年台半ばは人気沸騰の時期であった。

当時は、レコード会社の方針であろうか、人気が出ると矢継ぎ早にレコードが発売された。このため、人気が急速に出て、また急速にしぼむという例が多かった。井沢八郎の場合も同様であったように記憶する。美声のうえに、男シリーズの唄のうまさをもってすれば、長い間歌謡界のトップにいてもおかしくはなかったと常々思っていた。

しかし、死亡時の新聞記事を読むと、彼は人柄の良さで業界でずっと愛されていたようだ。また、お盆の時期毎年放映されるNHKの「懐かしのメロディー」に、数年前彼が出演した際、かつて集団就職された方々の客席を回りながら歌った、「あゝ上野駅」の名唱は素晴しく、衰えていないなと感じたので、最期までりっぱな歌手だったのだろう。

ヒットの当時は、「あゝ上野駅」はメロディーは良いが歌詞の内容がいなか臭く感じ、もうひとつ好きになれず、男船、男傘等の男シリーズが好きであった。しかし、今は素直に、「あゝ上野駅」はメロディーも歌詞も、時代を語った名曲であると思う。

 上野駅唄いし美声今は亡き唄も歴史も消え行く運命(さだめ)

井沢八郎氏のご冥福を祈る。

時間の都合で、マイケル・ブレッカー氏については後日。

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2006年11月29日 (水)

フィル・ウッズの苦い思い出

勤務先のコンサートホールで、12月16日(土)に「リュイール・サクソフォン・クァルテット」のコンサートが開催される。

そのプログラムの中に、「フィル・ウッズ:3つの即興曲」という演奏曲目を見つけた。
メンバーのひとりHさんに聞くと、やはりジャズ(アルトサックス)プレーヤーのフィル・ウッズのことであり、しかも、譜面になっている曲とのこと。そんな作曲活動もしていたのかと驚かされる。

フィル・ウッズの名前を聞くと、彼の人気絶頂といってよい70年代の後半、彼のクァルテットを聴きにわざわざ上京したのに裏切られた苦い思い出がよみがえる。

当夜会場に行って初めて、本人が来日できず、公演は中止、その代役でベニー・カーター・クァルテットの出演と知った。
切符(古い?)の払い戻しの表示があったか記憶はないが、今さらやめるわけにはいかず、我慢して入場した。ベテランのベニー・カーターの演奏は悪いものではなく、親しみやすいステージも楽しむことはできた。ベニー・カーターを聴けたとの思いでもできた。

しかし、なんだったのか。ヤクか急病かギャラか、当日まで中止がなぜわからなかったのか。
インターネット時代の現在では、とても考えられない不思議な、そして苦い経験なのである。

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