フィル・ウッズの苦い思い出
勤務先のコンサートホールで、12月16日(土)に「リュイール・サクソフォン・クァルテット」のコンサートが開催される。
そのプログラムの中に、「フィル・ウッズ:3つの即興曲」という演奏曲目を見つけた。
メンバーのひとりHさんに聞くと、やはりジャズ(アルトサックス)プレーヤーのフィル・ウッズのことであり、しかも、譜面になっている曲とのこと。そんな作曲活動もしていたのかと驚かされる。
フィル・ウッズの名前を聞くと、彼の人気絶頂といってよい70年代の後半、彼のクァルテットを聴きにわざわざ上京したのに裏切られた苦い思い出がよみがえる。
当夜会場に行って初めて、本人が来日できず、公演は中止、その代役でベニー・カーター・クァルテットの出演と知った。
切符(古い?)の払い戻しの表示があったか記憶はないが、今さらやめるわけにはいかず、我慢して入場した。ベテランのベニー・カーターの演奏は悪いものではなく、親しみやすいステージも楽しむことはできた。ベニー・カーターを聴けたとの思いでもできた。
しかし、なんだったのか。ヤクか急病かギャラか、当日まで中止がなぜわからなかったのか。
インターネット時代の現在では、とても考えられない不思議な、そして苦い経験なのである。
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